クリスタルオーラアートが誕生するまで【No.10 記憶から消した私の色彩は 再び。】

クリスタルオーラアートキャッチフレーズ

記憶から消した私の色彩は 再び。

 

あれから どれ位遠ざかって来ただろう。

中学生になりバスケ部に入ったことで 有難いことに 時は過ぎ

私に備わっていた色彩すら思い出すことも無かった。

こうして振り返ると 不思議と美術の記憶がひとつも無いのだ。

 

記憶から完全に抹殺されているんだな 人間てあんなに大好きだった私の感覚を簡単に消せてしまうんだ。

悲しいのか うれしいのか 複雑だ。

見えない世界ともさよならしていたから楽だった。

私には関係ない世界になって 遠くに遠くに感じることもなく。

 

ただ普通の生活で

毎日毎日バスケの練習に受験勉強が加わり

本当の「わたし」は もう探す必要も無くなった。

 

でもね

大人になっていくという事は

何かをして生きて行かないといけない。

みんな高校に行き、大学や就職のこと考えて

この先どうするのか。

当然そこは私も同じで担任の先生に聞かれる。

高校に入ってすぐ人生を変えることのひとつにバイトをするが入っていたから

16歳でガソリンスタンドのバイトを始めた。

何も無い私に新しい風が入って来た瞬間。

初めての接客、営業、販売、掃除・・・・オイル交換 タイヤ交換 水抜き売り、バッテリー交換。

車の整備士になることを いつしか目指していた。

物理を取り、久ぶりに打ち込む私 でも物理で結果が残せなかった。

 

また 空っぽかよ。

 

運悪く、物理の担当先生は学校でも評判の、教え方が下手で有名で

どんなに頑張っても皆点数が取れないテストを作る なんとも壁が高かった。

まあ それも実力の無さだからね。

失う事に慣れてしまったいた私には 諦める力も 夢を追わない力も備わっていた。

 

普通にガソリンスタンドに就職するか。

これが私の道だ。 残された私のやれる事ってこれしかない。

夢が無い、やりたい事より今出来ること。

みんな私とは真逆で キラキラした進路を選んでいた。

 

でもさ

私も頑張ってのコレだから。仕方ないんだよ。

これが私。今の私。今出来ること。

 

進路の話。

私の今身の丈に合った事を話していたはずなのに。

 

母は突然言った。

『え?  里絵子には絵があるじゃん。』

『あんた、絵が好きだったじゃない?』

『専門学校に行けば。』

 

お母さん 今何で言うの?

今まで一度も そんな話すらした事無かったじゃないか。

ましてや私の絵をほめた事すら無かったじゃないか。

 

今まで一度もそんな言葉 言ったこと無かったよね。

 

怒りと苦しみと 果てしない悲しみと。

 

またあの頃に引き戻された感覚と・・・・。

胸と頭が一致しない。

私にはもう記憶にない。そんな自分は さよならして。

埋没した私を 掘り起こす。

 

孤独に引き裂かれた瞬間。

 

 

また

ここに 来てしまった。

 

わたしは どこ。

わたしは だれなの。

 

 

 

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