わたしの初めてのターニングポイントは5歳の夏だった。
福岡生まれ神奈川育ちのわたしは、夏になると新幹線に乗り九州におばあちゃん家に行くことが楽しみだった。
5歳の夏わたしは人とは違うのだという壁に叩きつけられる。
『りえこさん。他の人に変な事いっちゃいかんよ』
いつもの笑顔でおばあちゃんに言われたひとこと。
何でだろう?
何のことだろう?
直ぐには理解出来なかった。
何となく分かったのは神奈川の家に帰って数日後。
【わたしって人と違うんだ。】
【だから変わってるって言われるんだ】
【そうかお父さんお母さんから叱られる理由は変だからなのか】
そこで一つ出た答えは
言葉を話さないことが一番良い。ってことだった。
そして一つ分かったことは
わたしは人の身体の周りに色彩やメッセージ、映像を感じているということ。
5歳にしては大きく重い始まりだった。
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